今回ご紹介するのは『サラリーマンの9割は税金を取り戻せる - あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】 (中公新書ラクレ)』。
この作者は元税務署員で、節税に関する本を多数出版しているのですが、あなたが会社員であれば最新版のこの一冊を読めば十分だと思います。
出産時に初めて意識した「節税」
Taracoはムスメが生まれるまで、節税を意識したことがありませんでした。どうせ会社員なんて節税できない、と思い込んでいたのです。税金に関してやることといえば、年末調整時に保険料控除証明書を人事部に提出するくらい。そこでちょこっと還付があって喜ぶような会社員でした。
そんなTaracoも、妊娠・出産を経て多額の医療費を支払うことになり、医療費控除の申告のために確定申告をすることになり、初めて節税について調べるようになりました。医療費控除の確定申告体験記については別途記事にしようと思いますが、ムスメが生まれた翌年の確定申告で、25,000円ほど還付がありましたので頑張って調べた甲斐がありました。
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会社員でもできる節税対策
本書に書かれている内容は、実はTaracoにとっては目新しいものはありませんでした。でも初めて節税を意識した方には有益な情報がたくさん書かれていると思います。以下、おすすめの目次です。(一部、少し手を加えています)
・ふるさと納税制度という究極の節税術
・子どもが2人以上いる場合、扶養は夫婦で分散できる
・同居していない老親を扶養控除に入れることができる
・ビタミン剤や栄養ドリンクも医療費控除の対象になる場合がある
・スポーツ施設利用料も医療費控除の対象になる場合がある
・共働き夫婦は住宅ローン控除がダブルで受けられる
・民間の個人年金保険に入るとかなりお得
ふるさと納税で2000円の負担で特産品をゲットする
ふるさと納税については『ふるさと納税で実質2000円でお米13.5キロや米沢牛2〜3人前がもらえる!』や『育児休暇中もふるさと納税ってできるの?』でも書いたように、実質2000円の負担で様々な特典を得ることができます。
ただこの著者はふるさと納税について、住民税を自分の住む自治体ではなく別の自治体に支払う制度のように誤解されているように感じます。ふるさと納税は住民税の支払先を振り替えるのではなく、あくまで寄付をしてその分の税金を安くするという制度のはず。
個人年金保険については以前、マネーセミナーに参加した際に保険料控除を使って節税できることを知り、検討したことがあったのですが、なんとなく面倒になって放置したままになっていました。
個人年金保険をかけて生命保険料控除で税金を安くする
個人年金保険に年間8万円以上入った場合、所得税率が20%の人であれば10,800円税金が戻ってくるのです(所得税率10%の場合は6,800円)個人年金保険って戻り率が大したことのない商品がほとんどですが、8万円投資して10,800円利息がつくと考えれば、13.5%。単利とはいえかなり利回りの良い投資です。
ちなみに所得税率は課税される所得金額によって異なります。195〜330万以下で10%、330〜665万以下で20%、665〜900万以下で23%、900〜1800万以下で30%です。所得金額は年収よりも少ない金額ですので注意してください。(源泉徴収票を見れば所得金額はわかります)
本書を読んだ機会にやっぱり個人年金保険に入ろうと思い、人気の保険ランキング【価格.com 保険】で資料請求をしたところです。
こういう本で勉強するのもいいかも。
なかなか働いてもお給料は上がらないので、収入が増えないのであれば支出を抑える方法を学んでいかないとですね。
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ワーママさんに有益なブログがいっぱい♪
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